移動平均線とプライスの位置関係:その2
2016/03/13
こんにちは。
昨日移動平均線とプライスの位置関係について書きました。
今日はその続きです。
トレンド相場の調整の場面で、
プライスがトレンドと逆方向にEMA20を超えていき、
その滞在時間が長い場合には、直近のSwingまで行く可能性がある為、注意が必要
これが昨日書いた事です。
もう少し別のチャートを見てみましょう。
AUDUSDの4時間足です。
チャートを左から見ると、下降トレンドに入り、一直線に下落しています。
その後、少し戻りを付けますが、短めの戻りです。
EMA20の下でプライスがおさまっています。
次の戻りでは、ほんの少しEMA20を超えるものの、下ヒゲをつけて、
再度下落します。
その後下落し、安値を更新しましたが、わずかな更新で、
下落の時間が短く、反発しましたので、ここで買いが入って来たかな?
と警戒が必要です。
案の上、左側のピンクで囲ったところで、EMA20を超えて、
モタモタしています。
ここでは直近のSwing highまでは行かなかったですね。
その後、またトレンドに戻り、安値を更新します。
しかし、次の戻りの時には、大きな戻りとなります。
右側のピンクで囲ったところです。
ここでは、EMA20を超え、滞在時間も長く、左側のピンク=ここでの直近のSwing highまで
戻っています。
この場合は、左側のピンクがレジスタンスとなり、
その後また大きく下落しました。
多くの人達の合意の基に、強いトレンドが出来るわけですが、
トレンドはいつまでも続くということはありません。
例えば、強い下降トレンドの後には、どこかの段階では必ず
- 利食いする人達
- プライスが安くなったから、買いたい
と思う人達が出てきて、戻りが大きくなっていきます。
戻りの後に、安値を更新するものの、
更新した幅と下落した時間が短い場合は、注意が必要です。
つまり、モメンタムが弱っているからです。
こうなると、EMA20を超えて、滞在時間が長くなるという現象が起こり始めます。
そして、トレンドが崩れるポイント=Swing highをテストしにいくわけです。
そこで、トレンド継続!!VSトレンドは終わった!!の戦いが行われ、
決着がついた後に、プライスが動き始める、ということになります。
上のチャートでは、トレンド継続派が多かったので、
下落したということですね。
いかがですか?
皆さんもプライスアクション、モメンタムに注意して、
引き続き相場を見ていきましょう。
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